紫雲山光榮寺 住職ブログ

滋賀県近江八幡市の浄土真宗本願寺派・光榮寺です。「ご縁をつなぐ寺」「みんなでつくる寺」を目指して日々奮闘中。年忌等仏事に関するご相談は、お気軽にご連絡下さい。

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第19回ジーンブレストのご案内

告知が直前になってしましましたが、第19回のジーンブレストを3月27日(月)19時30分より開催します。諸事情で3ヶ月ほど休止していましたが、今月より再開致します。今年初のブレストとなるので、特にメインの議題は設けず、今後に向けた総体的な展望をお話ししようかと思っています。外部の方の参加も歓迎ですので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。

9月鑑賞記(2) 山本のりこ(たち季)

ノスタルジックな柔らかい歌声で往年のネイティヴなボサノヴァの空気感を運ぶ山本のりこさん(vo, g)が、新作「Trem das Cores〜色彩の列車」のリリース・ツアーで初の県内ライヴを行いました。こちらに移る前、のりこさんにはジャム・セッションなどで何かとお世話になっていましたが、5月頃にご本人から連絡があり、滋賀県周辺で演奏出来る場所を探しているとのこと。でも私が県内で知っている数少ないハコには、あまり雰囲気に合いそうな場所がない・・・。そこで思いついたのが、4月の「びわこジャズ」でお会いした夫婦デュオ「cae+vono」。県内各地で演奏しているお二人なら詳しいのではないかとご相談したところ、醒ヶ井の「たち季」というカフェを見つけていただき、その上お二人が主催されている「滋賀deサウダージ」(笑)というイベントの一環として、企画・運営まで全て行って下さいました。私は話を振っただけで、あとは完全に丸投げ状態。何だか申し訳ないです・・・。cae+vonoさん本当にありがとうございました。

滋賀県民でありながら醒ヶ井については全く知識がありませんでしたが、清流と緑が美しい宿場町で、とても良いところでした。会場の「たち季」さんも、古民家を改造した町家風の佇まいが雰囲気たっぷりで、広い店内にはお座敷もありました。

たち季1

たち季2


オープニング・アクトを務めた cae+vono は、スタンダードを6曲。素直で伸びやかなcaeさんの歌、安定したグルーヴのvonoさんのギター、始めてからまだ2年とは思えない完成度です。知人から借りたショーロのCDに入っていたという、ポルトガル語の「浜辺の歌」の間奏では、滋賀県民の証である(?)葦(よし)笛も投入。

休憩時間にたち季さんの抹茶ロールをいただいて、いよいよのりこさんのステージ。1曲目の「Ave Maria No Morro」から、リスナーの耳をグッと惹きつける山本ワールド。これぞボサノヴァと言わんばかりの脱力した歌声は、以前より一層深みを増し、ギターの鳴り方もジョアン・ジルベルト的になってきました。客席が静まりかえって聞き入る中、会場の空間をさり気なく支配する歌とギター。1作目を聴いた時に、ジョアンの名盤「João Gilberto(三月の水)」を思わせる空気感に驚嘆しましたが、まさにあの世界が目の前で再現されていました。1曲終わるごとに湧き起こります熱い拍手が、それを物語ります。

曲はのりこさんらしいマニアックなものから、スタンダードやオリジナルまで幅広く。翌月に来日したカエターノ・ヴェローゾの曲も演奏されました。新作からの曲は「Trem das Cores」だけでしたが、1枚目に入っていた「Passarinho」が聴けたのは嬉しかったです。驚いたのは「Berimbau」。これは初めて聴きましたが、キーをAマイナーにして、この曲本来のアクの強さを限りなく消した「低温ボサノヴァ」に仕上がっていました。

またcaeさんのリクエストに応えて、以前歌を担当した「トイレマジックリンスプレー」のCMソングをフル・ヴァージョンで!これが生で聴けるのは超レアです!

これです。ご本人曰く、「結構難しい」とのこと。



ラストの曲は、caeさんから「Áquas De Março」をリクエストされていたそうですが、イベント名に因んで「Chega De Saudade」に急遽変更。アンコールは cae+vono を加えた3人で「おいしい水」でした。久々に聴いたのりこさんでしたが、押しつけがましさが全くないのに聴き手をいつの間にか音楽に集中させてしまうマジックは健在。よくある口当たりの良い「お洒落ボサノヴァ」とは一線を画した本格的な「ブラジル感」は、ある種の凄味さえ感じさせます。ボサノヴァを聴いて「凄味」とか、普通感じませんよね(笑)。のりこさんにはまた近いうちに、是非滋賀においでいただきたいと思います。近江八幡もいいところですよ(笑)。

のりこさんが当日のライヴについて書かれたブログです。醒ヶ井で撮った写真もいい感じ。

http://noriko-yamamoto.cocolog-nifty.com/memo/2016/10/post-e7d8.html

http://noriko-yamamoto.cocolog-nifty.com/memo/2016/10/post-1afd.html

伝灯奉告法要団体参拝

14日、蒲生下組の本山伝灯奉告法要団体参拝があり、光榮寺からは10名が参加しました。


AKARI
11時過ぎに本山に到着し、まずは境内の「AKARI」で一服。


昼食
そして北境内地の休憩所で、法要前の腹ごしらえ。


買物1 買物2
ショッピングタ〜イム!出版の売上にも若干貢献出来たかな?


入堂
いよいよ入堂です。


阿弥陀堂 御影堂
       あみだどー!             ごえいどー!


内陣
私達の席は御影堂の方でした。

法要については、私自身は昨年から既に毎日のように視ている(ネット中継ですが)弊害で、正直感動が薄い・・・。でもご門徒の皆さんは、滅多に味わえない荘厳な雰囲気に圧倒されていました。今回雅楽に採り入れられた「響灯」という新しい楽器、澄んだ良い音でしたね。そして注目を集めたのは、やはり孝様と顕子様!その一挙手一投足にお年寄りも釘付け。こういう場では、ご門主もお子さんには勝てない?

帰宅
日が落ちかけた頃には、無事に帰宅。ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。

「紫雲」2017年3月号

下記リンクよりご覧いただけます。印刷・ダウンロードも可能です。(最終ページは除外しています)

https://1drv.ms/b/s!Ak_MqP0ak828hQUBTJUk8Hz4IDDf

9月鑑賞記(1) NANIWA EXP(ビルボードライブ大阪)

NANIWA

青柳誠さん(key, sax)以外の4人が還暦を迎えたナニワ、2年ぶりのビルボード公演は、それを記念して「祝!還暦SPECIAL LIVE」と銘打たれました。おめでたい席ということで(?)、今回も青柳さん参加のフル・メンバーです。前回初の「5人ナニワ」でいたく感動した私としては、今回も行かないという選択肢はありません。また最近は50代〜60代前半のミュージシャンが相次いでお亡くなりになっているので、観られるうちに観ておかねばというところもあります。今は元気であっても、人間である以上いつ終わりが来るかわかりませんからね。というか、この齢になると自分自身がどうなるか・・・。

ヘリのSEから「Between The Sky And The Ground」でスタート。今回も前回同様に解散前の曲が大半で、再結成以降の曲は「Vacum Box」だけでした。一人一人が個性派だけに、このメンバーが揃うと、ブランクがあっても立ちどころに当時と全く遜色ない音になりますね。特に青柳の存在はやはり大きいです。ただ欲を言えば、やっぱり本物のローズであの「青柳トーン」を聴きたかった・・・。

個人的に嬉しかったのは、初めて生で聴いた「Night Flower」。この曲、Aメロでは中村健治さん(key)はやることがないようで、そこだけボーッとしていたのが妙におかしかったです。その健治さんが前回ちょっとやらかした(笑)「Loving You, Sometimes Leaving You」も、今回は何事もなく終わって一安心。

この日のハイライトは、壮大な大曲「大宇宙無限力神」。スペイシーなイントロがガーンと始まった瞬間に、照明の効果もあって、ガラの悪そうなオッサン達がとても神々しく見えました(笑)。この曲での東原力哉さん(ds)の場面転換の巧みさは特筆もの。ソロイストの尻を叩くようにワイルドに掻き回しまくるワイルドなプレイは言わずもがなですが、派手なイントロからスッと引いた時のリム・ショットの色気も堪らない。単なるパワー系ではない繊細さが垣間見えます。「Spot」でのドラム・ソロでは、9拍子に8ビートを乗せてメンバーを撹乱。まるで大坂(昌彦)さんだよ(笑)。

本編を締める「Jasmin」の後、告知写真で着ていた赤いちゃんちゃんこ(除一名)で再び登場したメンバー、鉄板「Believin'」のエンディングでお約束のジャンプ大会。還暦を迎えてもまだまだ元気なところをヴィジュアルでもアピールしました(笑)。円熟味を増しながらも小さくまとまることとは無縁のバンド・サウンドは、「豊饒な野性味」とも言うべき境地。今年は結成40周年を迎え、まずは今月ミスター・ケリーズでの5デイズが予定されています。座右の銘である「老いてますます大人げない」の通り、更なるパワーで節目の年を突っ走っていただきたいと思います。

ご講師インタビュー:尺一順大さん(たつの市・西楽寺住職)

Sakakuni 1昨年3月の永代経においでいただいた尺一(さかくに)先生は、私とは中央仏教学院の同期で、昨年度までご本山で参拝者への境内案内を務められていました。住職として入寺された西楽寺でも、日常の仏事など基本を大切にしながら、慣れない環境の中で頑張っていらっしゃいます。インタビューではご本山でのお仕事や、ご自坊での工夫についてお訊きしました。
(例によって掲載が遅くなりまして、申し訳ございません。もう一年前だ・・・)



―本願寺の境内の案内(布教使が境内を巡りながら参拝者に主要施設の説明をする、「お西さんを知ろう!」という30分ほどの定時案内)をされていましたが、いかがでしたか?

「初めてお詣りに来られる方や、仏教に特に縁も関心もない方がほとんどですから、そういう方の前で浄土真宗の教えや仏様についてお話をさせていただくのは、たいへん勉強になりましたし、刺激にもなりました」

―案内は1日に4回ですよね?

「そうですが、時間外でどうしても今すぐやって欲しいという方がいたら無制限ですから、多い時は7~8回ぐらいすることもあります」

―参拝に来られる方には色々な方がいらっしゃると思いますが、苦労されたことなどはありますか?

「やはり長年お聴聞を続けてこられた方と、今日初めて来られた方でしたら、全然聞き方が違うと思うので、初めての人に少しでも伝えられることがないかというのを、常に模索していました」

―ご門徒さんから観光客の方までいらっしゃいますからね。

「特に全く(教えに)興味がない修学旅行生などに、どうやって伝えるかというのが一番苦労しますね」

―その場合はどうするんですか?

「基本、専門用語を使わずに、身近な例えを使うようにしています。だから私生活でも常にアンテナを張っていました。何か良い例えがないかなと」

―それは勉強になりますね。参拝の方にとっては、これが1回きりのご縁だったりもしますからね。

「そうですね。勉強になりました」

―全然(お寺と)違うところから入寺されたということですが、最初のうちご苦労などはありましたか?

「自分が認識していた仏事と浄土真宗の仏事が、全然違ったということですね。例えば学生の時分は、仏教は死んだ後のためで先祖供養のためものというような認識だったので、今生きている私が教えをいただくためのものだということに驚きました。そういう発想がなかったので。あとは方言とか気風の違いなどですね」

―いろいろとテコ入れをされているというお話ですが、詳しくお聞かせいただけますか?

Sakakuni 1「ご門徒さんに『自分のお寺』っていう認識を持ってもらうために、何か要望があったら言って下さい、こういうイベントがしたかったら言って下さいと呼びかけています。布教使の選出も、こんな布教使さんを聞いたのでこの人を呼んで欲しいとか、どんなことでも言ってもらうようにしています。そういう人間関係を作れるような下地を、この5、6年間模索中です」

「例えばお寺の歴史があるということは、ご門徒さんの歴史があるということでもあります。だから月参りの際に古い御文章箱があったら、それを開けさせてもらって、これは古いお宝みたいなものなので大事にして下さいと呼びかけるなど、普段は目を向けていないところにも浄土真宗に繋がる再発見がありますから、そんなものを最近よく探しています」

―他にはありますか?

「なぜお焼香をするのか、なぜ法事をするのか、なぜ手を合わせるのか、なぜおりんを撞くのかなど、普段私達が勤めている何気ない仏事の作法も、一つ一つに大事な意味がありますから、法事や月参りの時に、そういうことも出来るだけお話しさせてもらっています。あとは月参りで、『今月の法語』というプリントをお配りしています。世間話しながらでも、せめて最後はちょっと仏法に触れてもらおうということで。あとはこれが『不在通知』になるんです」

―(笑)なるほど。

「これがなかったら、『参った』『参ってへん』っていうトラブルになるので。お詣りした時に留守でも、これを仏壇のところに置いておいたら、『あ、今日は来たんやな』っていう」

―いい手ですね。

「これは結構必需品です」

―これからお寺をどうしていきたいとか、目標みたいなものはありますか?

「もっともっと開かれたお寺で、ご門徒さんが自分のお寺・我が村のお寺っていう認識を持っていけるようなお寺になっていければと思っています」

春季永代経のご案内

       Eitai201703

確定申告で慌ただしくなってくると、ああもうすぐ永代経だなと思います(笑)。浄土真宗では、「永代」とはいわゆる「永代供養」のことではなく、お念仏のみ教えがこれからも子々孫々にわたって相続されるようにという意味です。今年の永代経は下記の日程でお勤め致します。

3月25日(土) 14時・19時30分
  26日(日) 9時

今回の法話のご講師は、安土町・永照寺住職の廣瀬信彰先生です。苗字が一緒ですが、こちらとの親戚関係はありません。・・・いや、私が知らないだけで、遡るとあるのかも?それはともかく、同じ蒲生下組でありながらあまり接触の機会がありませんでしたが、以前とある行事でご一緒した時にお話したら、お若い頃はメ◯ル好きだったことが判明、俄然盛り上がりました、またこのブログも以前からご覧になっていたとのことで、ちょっと恥ずかしいです(笑)。実は前の週には十王町・西覚寺様の永代経にもご出講の予定で、2週連続で北里学区でのお取次ぎとなります。お時間のある方は、西覚寺様にも聴聞においで下さい。

ご法話の講題は「本当の幸せとは」です。今回も外部からお越しの方には響流書房の限定冊子を差し上げますので、どなた様もご自由にご参拝下さい。お車でお越しの方は、別途駐車場をご案内致しますので、事前にご連絡をお願い致します。

なお今回ご懇志をお供えいただいた方を対象に、25日の午後1時半より偈文のお勤めを行いますので、該当の方はご都合がつきましたらお集まり下さい。

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Author:釋 憲清

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