紫雲山光榮寺 住職ブログ

滋賀県近江八幡市の浄土真宗本願寺派・光榮寺です。「ご縁をつなぐ寺」「みんなでつくる寺」を目指して日々奮闘中。年忌等仏事に関するご相談は、お気軽にご連絡下さい。

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森田まさのり先生の仏教絵本発売!

     ジッセンジャー

『ろくでなしBLUES』や『ROOKIES』などのヒット作で知られる人気漫画家・森田まさのり先生が手がけた絵本「とびだせビャクドー!ジッセンジャー」が、本願寺出版社より発売されました。

「ジッセンジャー」というのは、龍谷大学大学院実践真宗学研究科の学生有志が立ち上げた、仏教ヒーローショーのプロジェクト「Jissenjya Project」のことです。現在各地のお寺や幼稚園などで公演を行っていますが、このショーに登場する正義のヒーロー「ビャクドー」を、森田先生が独自のストーリーで絵本にしました。絵ももちろん森田先生。子供向けなのに、あの劇画調のタッチはそのままです(笑)。通常の漫画よりは多少柔らかめになっていますが。

転校してきた小学校で友達が出来ない主人公のゆうち君が、お婆ちゃんの真似をしてお念仏をつぶやくと、正義のヒーロー・ビャクドーが現れて、友達を作ってあげようと奮闘する・・・というストーリー。ビャクドーはヒーローなのにカッコ良くないし、ちっとも強くない。完璧でないヒーローの姿を通じて、「不完全なままでもいいんだよ」というメッセージを私達に届けてくれます。また自分の心のあり方によって善にも悪にもなることが描かれており、単純な「勧善懲悪」ではない物語になっています。

森田先生は栗東市の本願寺派寺院のご出身で、そのご縁で以前施本「春彼岸」に寄稿されたことがありましたが、今回はご自身にとって初めての仏教関連書ということで、一段と思い入れの深い作品になったようです。また帯の推薦文はあのつんく♂さん!これ、本当に本願寺の本なのか(笑)。出版社のFacebookページでは、森田先生のコメント動画もアップされています。

https://www.facebook.com/hongwanji.shuppan/videos/1894312710851665/


お子さんだけでなく、大人の方にも読んでいただきたい絵本です。全国の書店で発売中。定価1,300円(税抜)。

内容詳細(本願寺出版社HP)
https://hongwanji-shuppan.com/item/detail.html?icd=978-4-89416-007-1

ジッセンジャー・プロジェクトについて(本願寺HP)
http://www.hongwanji.or.jp/project/activity/j001400.html

9月鑑賞記(4) ひじりびと(CHOVE CHUVA)

ひじりびと

布上智子さん(vo)をフロントに、長澤紀仁(g)・matsumonica(hca)・井手野敦(per)というブラジル音楽界の実力派が集結したサンバ・ユニット「ひじりびと」。メンバーのmatsumonicaさんには、東京にいた時にジャム・セッションなどでたいへんお世話になっており、長澤さんも知人の繋がりで頻繁にお見かけしていました。しかし関西に移ってからはこちらにいらっしゃる機会がほとんどなく、お会いするのは今回が久々。加えて布上さんの歌も噂に聞いていただけで今回が初、ユニット自体も初なので、これは見逃せない。というかこれを逃したら、次はいつ観られるか判らない(笑)。

のっけからいきなりサンバ・メドレー。ギラギラ照りつける太陽のような、布上さんのハイ・テンションな歌が、リスナーを力ずくで(笑)ツカみにかかります。女優の如く表情豊かに客席を煽るスーパー・ポジティヴなパフォーマンスは、エリス・レジーナや、なぜか美空ひばりにも通じるオーラを感じさせました。

その後は「O Bêbado E A Equilibrista」や「Travessia」など比較的ポピュラーなものから、「O Mundo é um Moinho」をはじめとした伝統的なサンバまで幅広く演奏されましたが、出色なのは何と言ってもコアなサンバ・チューン。熱気渦巻く演奏から、本場の匂いがムンムンと漂ってきます。キモになっているのは井手野さん。高揚感たっぷりのパーカッションが、たった4人とは思えない分厚いアンサンブルを作り出しています。この押しの強さがバンドのカラーになっていると言っていいでしょう。1ステの最後もバンド内で「鉄板」と呼ばれているサンバ・メドレーで、もうこれがラストかと思うほどの盛り上がり。

長澤さんのヴォーカルもかなりフィーチャーされますが、力の抜けたさり気ない歌が布上さんと好対照。そして見逃せないのが、楽器陣によるコーラス・ワーク。意外にと言っては失礼ですが、かなり出来が良くて音の厚みがグンと上がります。そして matsumonicaさんのハーモニカで、素朴さと哀愁度が更にアップ。サンフォーナ(アコーディオン)と音色も似ているので、思った以上にサンバとの相性も良いです。

2ステではボサノヴァのスタンダードもありましたが、妙に濃くてあまり爽やかじゃない(笑)。また長澤さんとmatsumonicaさんのデュオ・コーナーも。お二人は「もにじん」というユニットでも活動されていますが、そのアルバムにも入っている「Baiao Barroco」、そして長澤さんがナナマリさん(vo, g)のためにアレンジした、リハモしまくりの「Garota De Ipanema」。特に田園の中を走る汽車のイメージがある「Baiao Barroco」には、ハーモニカがバッチリはまります。

ラストもまたまたサンバ・メドレー。ひたすら疾走する狂熱の演奏に、客席の興奮も最高潮。アンコール曲では、散々盛り上がった挙句にテンポを更に上げ、全速力でゴールを駆け抜けていきました。いやーもう凄まじいパワー。狭いショヴィが真夏の野外ステージになったような錯覚を覚えました。終わった後には軽い疲労感(笑)。これ、本当に野外で演ったら間違いなく盛り上がるでしょうね。サンバの熱いグルーヴに溺れたい向きには、強力にお薦めです。機会があったら、浜大津サマーフェスタあたりに出ていただいて、みんなの度肝を抜いていただきたい(笑)。

花まつり

今年から内容をお子さん向けに一新した花まつりを、15日にお勤め致しました。昼前に雨が降り出し、どうなることかと思いましたが、開始前には晴れて暖かくなりました。

当日は小田神社の祭礼もあり、人通りが増えるのでお詣りに繋がるかなと思いましたが・・・。開始時間になってもお子さんのお詣りゼロ。淋しい・・・。おまけに役員さんも大半が祭礼の役などで欠席され、いつもよりかなり少ない人数となりました。聞いたところでは、神社内の露店が早々に営業していて、みんなそちらに行ってしまったようです。来年からは祭礼と被らないようにしないとダメだな・・・。

アニメ上映もお子さんがいないので、プログラムをやや大人向けの「王舎城の悲劇」に変更。その間に小田神社で呼び込みでもしようかと外に出たら、一足先に総代さんが行って下さったところでした。考えることは一緒(笑)。果たして朝起き会の常連のお子さん数名、そして今までお寺に来たことのないお子さん連れの若いご夫婦を連れて来て下さいました。もうナンパの達人(笑)!本当にありがとうございます。

お子さんが加わったので、途中でしたがアニメを中断して、お子さんたちに甘茶かけをしていただきました。手順を教えると、みんなちゃんと合掌してくれます。そして切り札の(笑)バルーンアートに。先生はご門徒の髙畑政枝さん。

Balloon 1


花まつりと桜の季節に因んで、みんなで桜の花を作りました。まさえおねえさんの指導で花の部分を作って、あらかじめ用意していた枝に巻きつけます。お子さん達も大喜びで、「わー怖いー割れるー」と及び腰になりながら(笑)風船をねじっていました。

Balloon 2


せっかくなので改めてみんなでお勤めをして、最後に抽選会。景品の数に対して人数が少ないので、一人あたり4〜5回ぐらいくじを引いてもらいました。なかなか終わりませんでしたが(笑)、景品が沢山当たったので喜んでもらえたかな?お土産のお菓子も気合を入れて大量に用意していたので、大きなお友達にも持ち帰っていただきました。

今回は初の試みで進行がスムーズにいかず、途中で急遽内容を変更するなど役員・年番さんにはご迷惑をおかけしてしましましたが、来てくれたお子さんに少しでもお寺を身近に感じていただければと思っております。来年は更に工夫して、より良い花まつりにしたいと思います。アニメもちゃんと見てもらいます(笑)。

「紫雲」2017年4月号

下記リンクよりご覧いただけます。印刷・ダウンロードも可能です。(最終ページは除外しています)

https://1drv.ms/b/s!Ak_MqP0ak828hQhnmNUxtpXLkSD4

9月鑑賞記(3) 森山威男ジャズナイト2016(可児市文化創造センター)

森山威男さん(ds)が地元・可児市で毎年行っている「森山威男ジャズナイト」、ここ数年はスモール・オーケストラ中心の内容が続きましたが、今回メンバーが一新されました。ピアノには盟友・板橋文夫さんに加え、重鎮・佐藤允彦さん。そしてホーンには坂田明(as)・峰厚介(ts)という、タイプの異なる二人を配置。更にベースには水谷浩章さんという、ありそうでちょっとなかった編成です。特に佐藤さんとはペーター・ブロッツマン(sax)を加えた「Heavy Weights」での共演はあるものの、それ以外ではほとんどないと思われ、今回最大の注目点です。森山ナイトが開催される9月の第3土曜日は毎年彼岸会と重なっていて、ここしばらくは行く機会がありませんでしたが、時間を夜から昼間に移したので、終わってからすぐ出れば間に合う!と強行軍で7年ぶりの森山ナイトとなりました。あ、これに行きたくて時間移したわけではないですよ。いや本当ですって・・・。

オープニングは板橋さんとのデュオで、「ふるさと」「おぼろ月夜」「花嫁人形」。イントロこそ素朴なピアノと繊細なシンバルで叙情的に始まるものの、バスドラの連打が不穏な黒雲の如く迫ってくると、いつもの戦闘モードに。ゴツゴツした音塊を次々と投げつける板橋さんを嬉しそうに眺めながら、それを次々と粉砕し打ち返す森山さん。続く「海」の途中で峰さんと水谷さんが登場し、「渡良瀬」へ。峰さんの吹くテーマが、一種チャルメラのような朴訥な味わいで、より郷愁を誘います。しかしソロになると、トリルなどを多用してアグレッシヴに攻め立てます。そして板橋さんが森山さんの70歳を祝って作ったという、その名も「祝」。いつものアフロ・パターンに乗ったピアノのバッキングのリズムは、ほとんど「Forest Mode」。板さんらしいシンプルなメロディーの賑々しい曲で、暴れるにはもってこい。

長い長いジャンケン大会(賞品が4つもあったので・・・)を挟んで、2部は佐藤さんとのデュオから。「クレイ」のようなドラムのイントロから、ちょっと「Chiasma」風味の「しゃぼん玉」、そして「赤い靴」。いかにも佐藤さんらしい理知的なテーマのリハモが、新たな陰影を加えます。山下洋輔さんをはじめとした歴代のパワー系ピアニストの場合は、暴れ回るピアノを森山さんが更にけしかけてより高みに引っ張り上げるという図式でしたが、佐藤さんの場合は逆にいろいろな誘い水をかけて、森山さんが気持ち良く叩ける「場」を作り出しているように感じました。

そして満を持して坂田さん登場。水谷さんも再び加わって何を演るかと思えば、意外にも「音戸の舟唄」!ホールに響き渡る坂田さんのダミ声。この振り切ったパワー、71歳になっても全く衰えません。そして期待通りの「Chiasma」、森山さんここぞとばかりに本領発揮!砂利から大岩まで、あらゆる音を駆使して場を隙間なく埋め尽くす、洪水のようなドラミング。ドラム・ソロではマーチをベースに、気迫のストロークをこれでもかと連発。バスドラとスネアだけでこれだけの凄味を出せるのは、この人ぐらいでしょうね。

今回は「アレ」はないのかな、と思ったこちらの考えを見透かしたように、アンコールで登場した森山さん、「やりますとも!」の一声とともに「Sunrise」。全員でヒート・アップした後は、板橋さんだけがステージに残って、デュオで「Goodbye」。もう何と言うか、武骨なセンチメンタリズムの極致。板橋さんも抑えめの演奏で、静まりかえった会場に二人の音だけが切なく響きます。

久々の森山ナイトでしたが、レアな編成と意外性のあるプログラムで、無理して行った甲斐がありました。まあやることは一緒と言えば一緒ですが(笑)、フォーマットを変えながら新たな化学変化を引き出そうとする姿勢からは、古希を過ぎても現状に安住しない旺盛なチャレンジ精神が見て取れます。アンコールの時に「ドラムが叩けて幸せです」としみじみと言われた言葉に、ドラム一筋に生きてきた男の歴史の重みを感じました。森山さんは年明けから腰痛が再発し、現在治療中ですが、無理せずゆっくり体調を戻していただいて、また万全の状態で復帰していただきたいと念じております。

平成29年度年間行事予定表

下記リンクより閲覧・ダウンロードいただけます。変更があった場合はその都度修正致しますので、最新情報はこちらでご確認下さい。

https://1drv.ms/x/s!Ak_MqP0ak828hQf31nslHo_1ntoF

花まつりのご案内

       花まつり

昨年まで花まつりは常例法座の延長として行ってきましたが、今年度からお子さんを主な対象にした内容にリニューアル致します。お釈迦様のビデオ上映やアトラクション・抽選会など、お子さんに喜んでいただけるプログラムで、楽しみながらお釈迦様の教えに触れていただきたいと思っております。もちろん誕生仏に甘茶をかけてお祝いする「灌仏(かんぶつ)」も行います。

スケジュールは下記の通りです。



日時:4月15日(土) 14時〜15時30分
場所:光榮寺本堂

プログラム(予定)
・お勤め(讃仏偈)
・灌仏
・ビデオ鑑賞
・アトラクション(バルーンアート)
・抽選会
※小学生以下のお子さんには、お菓子セットのお土産があります。



当日は念珠と「讃仏偈」が載っている聖典・経本をお持ち下さい。聖典をお持ちでない場合は、本堂の聖典をお使い下さい。また小学生未満のお子さんについては、保護者の方などと一緒にお詣り下さるようお願い致します。お子さんだけでなく、大人の方、またご門徒さん以外の方もお詣りいただけますので、皆さんで是非お釈迦様のお誕生日をお祝いにいらして下さい。多くの方々のご参拝をお待ちしております。

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釋 憲清

Author:釋 憲清

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